誰も入らない

twitterのアカウントを消したり復活させたりを繰り返していたら、ログイン出来なくなってしまった。これはtwitterをやめろというお告げなのだろう。

携帯依存性がひどいから、Wi-Fiをやめた。そして、必然的にデータ量を食うマッチングアプリにも手を出さなくなった。
もうこの年だと、相手を探すのであれば結婚相談所へ行くしかないらしい。でも、私は結婚がしたいわけではないのだ。なんとなく、プライベートで人との関わりが欲しいだけなのだと思う。
マッチングアプリだって、興味を持った人とLINEを交換したけど、会うのを断ったら終わってしまった。当然と言えば当然なのだけれど、安全かどうかもわからない相手に、時間を割くのが怖いのだ。その怖さよりも、寂しさを埋めたい気持ちが上回っていた昔とは違う。

雑誌を見て綺麗な人達に憧れて、パソコンで香水の情報を収集し、図書館で本を読んで、日が暮れる頃孤独を噛みしめて帰る。そんな10代の、自分の世界に籠っていた頃からどうやら変われないらしい。今の私は日が暮れる頃に仕事をしている。本当は分かっていたのかもしれない。誰にも干渉されない、誰にも傷つけられない、その状態こそが私にとっての安心のひとつであって、幸福であると。
いつかは私は雑誌で見た人達みたいに綺麗になって、誰かに愛されるのだと思っていた。それはまだ叶ってない。でもいいのだ。
手を差し伸べたかったあの人だって、私だけではなく他の人も拒絶したのだから。