子供を産む、という役割からは逃れられない

22歳のときに、不正出血が起きた。知人から女医さんだと聞いた産婦人科はおじいちゃん先生で(その病院は耳鼻科も併設していて、耳鼻科のほうが女性だった)、おじいちゃんは「結婚してるんかい」と訊いた。死ぬかもしれないと言われて(今思うとそこまでシリアスな感じでもなかった気がする)、結局怯えながら違う病院で検査をしてもらったら、ただのかぶれだったらしい。痒みはなかった。
その病院の女医さんは感じがよかったのだが、ピルが高かったので違う病院に行き出した。そして、ほぼ毎年欠かさず子宮がん検診を受けた。
25か6のときにアスカスと診断される。激痛の検査を受けたが、あれは今思うと子宮体がん検診だったのかもしれない。ちなみにこの後に膀胱炎が慢性化し、下半身は常に不調だった。尿道に管? を入れたこともあった。アスカスの激痛検査より痛かったと思う。
ピルを飲まなければ、出血の漏れの心配をしなくてはならない。しかし、収入が減ってからピルを飲まなくなった。
33か4で、異様な出血量に悩まされる。過多月経なのかな? と思う。ここ数年子宮がん検診を受けていない。今年こそは受けないといけない。

異様な出血量は週に1日だけだ。ちなみにどれくらいの量かというと、分厚い夜用ナプキンが、2時間でいっぱいになる。ショーツタイプのナプキンを使っても、4時間後にはギリギリだったりする。せめて2日か3日で分散してくれよ。
エリスのクリニクスというナプキンを先日見つけて、さっそく買って使ってみた。もしかしたらショーツタイプより優秀なのかもしれない、と思った。まだはっきりとはしない。そして、レビューを見ていると出血量が多い人ってたくさんいるんだな、と思った。

過多月経の理由のひとつに、出産しないことがあるらしい。子宮が休む暇がないわけだ。出産自体は素晴らしいことだけど、それってあまりにも理不尽だよなぁと思った。ピルを飲んで子宮を休めるか、いいナプキンを使うか。ほかにも方法はあるのかもしれないけど。
そして自分の今までのことを書いてみて、中途半端に生理のことを理解してくる男性がいたらぶん殴りたくなっちゃうかもな、と思った。歴代の恋人は誰も私がアスカスだったことを知らないし、ピルを飲んでいたことを知らない。